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順張り、逆張りが有効な時間を知ろう!

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順張り、逆張りトレードの解説、第二弾です。

今回は、順張りトレードと逆張りトレードが有効な時間帯について解説します。

 

 

順張りに有効な時間帯

  • 16時~19時(夏時間)
  • 17時~20時(冬時間)
  • 22時~24時(夏時間)
  • 23時~25時(冬時間)

欧米は、3月中旬~10月末頃まで、サマータイム(夏時間)を採用しています。

サマータイム期間は、標準時間より時間を1時間早めるため、市場のオープン時間、クローズ時間が標準時と異なります。

※国によって、サマータイム期間は多少異なります。

 

欧州市場が昼休みとなる19時、20時は、値動きが落ち着きやすくなります。

また、アメリカの経済指標の発表がある21:30前後は、相場がファンダメンタルズに支配されやすいです。

※夏時間で解説しています。

 

相場を支配しているのが、ファンダメンタルズなのか、テクニカルなのか見分け方など、過去に書いています。

テクニカル、ファンダメンタルズ、相場を支配しているのは、どっち?

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順張りが有効な理由

欧州時間、NY時間始めは、順張りが有効です。

理由は2つあります。

  1. ロンドンとNY市場が、世界の為替取引の56%を占めるため
  2. 欧米では、損小利大のトレンドフォローが主流だから

 

理由 1.

1日当たり外国為替取引額(2016年度)

  市場(国) 割合
1 ロンドン(イギリス) 37.1%
2 NY(アメリカ) 19.4%
3 シンガポール 7.9%
4 香港(中国) 6.7%
5 東京(日本) 6.1%

為替取引の大半を、ロンドンとNY市場が占めているため、欧州時間やNY時間は、東京市場より資金が市場に入りやすくなります。

そのため、大量の資金が相場に投入され、一方向に動きやすくなります。

欧州時間に、東京時間の値動きを無視して、トレンドが出るといわれる理由ですね。

 

理由 2.

順張りはトレンドに乗れば、大きく利益を伸ばせるからです。

狩猟民族をルーツに持つ欧米人の考え方として、勝てる時に大きく勝つというのがあります。

また失敗を恐れない挑戦を推奨する文化のため、損切りは間違いを是正する良い行いと考え、実行できます。

そのため、勝率が低くても損小利大のトレンドフォローが可能です。

アメリカの有名な投資家であるリチャード・デニスとウィリアム・エックハートが作った投資集団「タートルズ」も、ブレイクアウトのトレンドフォロー手法を用いていました。

 

 

逆張りに有効な時間帯

  • 9時~14時

欧米と違い日本はサマータイムがないので、東京市場とほぼ合致します。

時に仲値の決まる10時に向けて、ドル買いの動きがでることもあります。

 

逆張りが有効な理由

  1. 相場に流入する資金が小さい
  2. 日本の投資家の多くが逆張り思考

理由 1.

順張りが有効な理由で書いたように、為替相場はロンドン、NY市場の取引額が半分以上を占めています。

東京市場では、全体の6%の取引しかありません。

そのため、相場を大きく動かすような流れが出ることは稀です。

 

理由 2.

個人投資家に顕著ですが、日本では逆張りトレードを行う投資家が多いです。

個性を磨き、独自性を推奨する欧米と違い、日本では協調性を重視した教育をされます。

そのため、相場が一方向に動いていると行き過ぎ(平均に戻るべき)と感じ、トレンドとは逆方向のポジションを持とうとしがちです。

ことわざにある「出る杭は打たれる」という考えですね。

 

チャートで見る時間別の動き

EUR/USD  15分足チャート(夏時間)

水色の四角:逆張り時間(9時~14時)

橙色の四角:順張り時間(16時~19時)

ピンク色の四角:順張り時間(22時~24時)

 

チャートを見ると、水色の四角では意識ライン(水平線)の範囲内で価格が推移しています。

しかし、橙色の四角では意識ラインを踏み越えて、上昇トレンドとなっています。

ピンクの四角でも意識ラインを突き抜けて、下落しています。

このように、時間帯によって値動きが明確に変わることがあります。

 

最後に

順張りや逆張りが有効な時間帯であっても、相場に大きな影響を与える経済指標があれば、相場はファンダメンタルズに支配されます。

そうなると、テクニカルである順張りや逆張りという考えは有効ではなくなります。

トレードをする前に経済指標を確認し、トレードプランを考えることが大事です。

損切り、利食いポイントを決め、ルール通りのトレードを行うことで、利益を残すことができるのです。

 

相場に大きな影響を与える経済指標について、以前に書いています。

未読の方は、一読してくださいね。

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