「心技体」
スポーツでよく使われる言葉です。
部活などを通して、聞いたことがあるのではないでしょうか?
この言葉は、FXやBO(バイナリーオプション)トレードにも当てはまります。
勝ちトレーダーになるために必要な「心技体」を理解し、自分に不足しているものを補っていきましょう。
トレードにおける心技体とは?
スポーツで言う「心技体」とトレードで言う「心技体」は、若干違います。
トレードにおける「心技体」
- 心(精神力):目標、メンタルコントロール
- 技(技術):手法、相場観、テクニカル、ファンダメンタルズ
- 体(体力):資金、資金管理、体調
「心」はスポーツと同じですね。
「技、体」はトレード特有ですが、「心技体」全てをバランスよく整えることが大事です。
心(メンタル)
適切な目標を設定し、目標を達成するための計画を立て、実行するマインド。
欲や恐怖を理解し、適切な行動をとれるようにするメンタルコントロール。
どちらも、安定した勝ちトレーダーになるためには必要です。
マインドがあっても、欲に負けてポジポジ病を発症し、根拠の薄いトレードをしては資金を失うだけです。
メンタルコントロールができていても、自分のトレードを振り返り、計画との乖離を改善できなければ、損切り貧乏となるだけです。
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「欲」と「恐怖」に負けないメンタルコントロール
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技(トレード技術)
手法
「技」の手法に関しては、各種商材が出ています。
自分に合う商材があれば、その商材に従った手法を極めれば良いでしょう。
真似するのが得意ではなく、自分の優位性を理解しているのであれば、自分に合ったトレード方法を作り上げた方が、ストレスがなくて良いでしょう。
相場観
相場観は一朝一夕で身につくものではありません。
しかし、自分なり相場の見方を繰り返していくことで、相場の動きを把握していくことはできます。
以下の記事を参考に、自分なりの相場観を鍛えてくださいね。
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テクニカル/ファンダメンタルズ
テクニカルやファンダメンタルズは、トレードスタイルによって必要な場合もあれば、不要な場合もあるでしょう。
しかし、知っていて不要と判断するのと、知らないで不要と判断するのでは、意味が異なります。
テクニカルを利用したトレードスタイルなのに、ポジションを持ったまま、相場に大きな影響を与える経済指標の発表を迎えるのは、資金を失うだけです。
きちんと勉強した上で、自分のトレードスタイル組み込むべきです。
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テクニカルは、ローソク足やチャートパターンを学ぶことで、チャートから見つけやすくなります。
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体(投資体力)
「FXにはレバレッジがあるから、少額の資金で始められる」と言うのは、商材屋さんの謳い文句ですよね。
フルレバレッジで連勝している場合は良いかもしれません。
しかし、連敗した場合は?
資金を吐き出して退場です。
そうならないためにも、資金と資金管理が大事になってきます。
自分のトレードスタイルでの最大ドローダウンを知っていれば、資金に対して最大損失が10%になるようにロットを設定できます。
そうすると、即退場という事態は避けれます。
BO(バイナリーオプション)は、レバレッジがないから安心かと言うと違います。
ペイアウト率が70〜100%のため、勝率が50%を上回らないと、利益が残せないのです。
この点がFXとは大きく違います。
FXは、リワードがリスクを上回る手法であれば、勝率30%でも利益が出せます。
BOは、最初からリワードよりもリスクが大きい投資商品なので、勝率が低い場合やマーチンゲール取引をした場合、資金を失う可能性が高いと言えます。
トレードしようと思う投資商品の特性を理解し、利益を残すためのトレードスタイルを考える必要があります。
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体調も、トレードには大事な要素です。
熱があるのに、トレードをするのは論外ですよね。
同様に、兼業トレーダーさんが残業続きで疲労している場合、帰宅後にトレードをするのはやめた方が良いでしょう。
経済指標、チャートを見て、トレードプランをたて、エントリー機会を待つのは、時間がかかります。
エントリー機会が来ないまま、数時間経つこともあります。
それよりは、早めに就寝し、体調を整えたり、トレードの勉強をする方が有意義です。
最後に
最初は「技」にフォーカスしがちです。
しかし、「心・体」も、トレードには大事な要素です。
「心技体」、どれが欠けても安定した勝ちトレードを行うことはできません。
自分に不足しているものを補うことが、安定した勝ちトレーダーへの第一歩です。
ぜひ、トレードを振り返って、できている事、できていなかった事を見つけてくださいね。