相場は実需だけでなく、投機の資金も流入します。
経済情勢に基づいたファンダメンタルズで動くだけでなく、テクニカルに基づいた投機的な動きも複合されます。
そういった様々な相場参加者の資金が売り買いを行い、波状となって、チャートを形成します。
今回は、トレード向きの綺麗な波、トレードを避けるべき方向性のない波を、紹介します。
綺麗な波、方向性のない波とは?
綺麗な波とは、以下の条件を満たすものです。
綺麗な波の条件
- 意識ラインで、価格が反発している
- ローソク足の実体が長い
- 複数の陽線、陰線が連なってサポートライン、レジスタンスライン間を動いている
- ボラティリティがある
意識ラインで、価格が反発しているということは、相場参加者が意識しているということです。
そのため、意識ラインを利用したトレードが機能します。
実体の長い陽線や陰線が連なって動いているということは、相場の動きに一定のリズムがあるということです。
ある程度のボラティリティがあれば、一定の動きについていくことで、利益を出すトレードができます。
方向性のない波とは、以下の条件が2個以上あてはまるものです。
方向性のない波の条件
- 意識ラインで、価格が反発しない
- ローソク足の実体が短い
- ローソク足のヒゲが長い
- 陽線や陰線が交互に出ている
- ボラティリティがない
意識ラインで、価格が反発しないのであれば、意識ラインが相場参加者に意識されておらず、機能していないということになります。
ローソク足の実体が短かったり、陽線や陰線が交互に出るということは、相場の売り買いの勢力が拮抗しているということです。
また、ボラティリティがないということは、相場に資金が流入していないので、売りと買いのどちらに動くか分からない状態です。
そのような方向性がない状況で、トレードをしても負けるだけです。
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チャートで見る綺麗な波
USD/JPY(ドル/円)4時間足
ピンク色の四角部は、赤色の水平線(114.075,113.639)をレジスタンスライン、サポートラインとしたレンジになっています。
緑色の四角部は、レンジのサポートライン(113.639)が、レジサポ転換でレジスタンスラインとなり、下落しています。
ローソク足の実体が長く、複数の陽線、陰線が一定の動きを見せているので、レンジ、トレンド、どちらでトレードしても勝ちやすい相場です。
チャートで見る方向性のない波
以下のチャートの、水色の四角部は方向性がなく、トレードしても負けやすい場面です。
USD/JPY(ドル/円) 1時間足
1時間足で引いた意識ライン(赤色の水平線)に反応せず、長いヒゲや短い実体のローソク足が出ていて、レンジとも言えない状態です。
下位足の15分足も見てみましょう。
USD/JPY(ドル/円) 15分足
こちらも長いヒゲや短い実体のローソク足が続いていますね。
ボリンジャーバンドの幅も狭く、±2σ間の値幅(ボラティリティ)は9pipsもない状況です。
陽線や陰線が、交互に出ている場面もあります。
15分足で、ボリンジャーバンドの2σ間が9pips以下、ローソク足の実体が短いということは、相場の方向性がないということです。
また、明確なレジスタンスもサポートもなく、レンジとも言えません。
このようなところで、トレードするより、綺麗な波を形成している別の通貨でトレードするべきでしょう。
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最後に
レンジでトレードするのか、トレンドでトレードするのか、逆張りするのか、順張りするのか。
色々なトレードスタイルがあります。
今回、紹介した綺麗な波、方向性のない波を、相場から見分けられるようになると、自分のトレードスタイルに合った勝ちやす波が見えてきます。
ぜひ、自分なりの勝ちやすい波、負けやすい波を見つけて、優位性のあるトレードをしてください。
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