2018年5月3日のFXトレードで、利確の目安に500ラインを利用しました。
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2018年5月3日のトレード FX
今日、明日は東京市場がお休みですね。 夕方以降しか相場が動かないだろうと予想し、18時のEU 消費者物価指数 発表後にトレードしました。 ドル円 売りトレード エントリーは1M -1σ, ...
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000ライン、500ラインは、私のトレードでは意識ライン(水平線)として利用することが多いです。
その話を、FX-Clover ポコさんとのコラボ動画で詳しく話していなかったので、こちらで解説しますね。
あ、コラボ動画に興味がある方は、こちら↓です。
私の意識ライン(水平線)の引き方だけでなく、ポコさんの水平線の引き方も見れますよ。
000ライン、500ラインとは何か?
通貨の末尾が、「000」や「500」のようにキリのよい数字に引く水平線のことを言います。
以下のような数字ですね。
115.000
132.500
1.2200
一般的には、「キリ番」、「ラウンドナンバー」、「ダブルオー」などと呼ばれている数字です。
000ライン、500ラインが意識ラインとなる理由
000ライン、500ラインが意識されるのは、「人間心理」と「実需」の二つの理由があります。
「人間心理」というのは、なんとなく分かるのではないでしょうか?
「実需」というのは、聞いたことがある方もいれば、ない方もいると思います。
最初に、分かりやすい「人間心理」からみていきましょう。
「人間心理」が000ライン、500ラインを意識する理由
相場参加者は人間ですので、「113.942」や「1.28017」といった半端な数字より、「114.000」や「1.28000」といったキリのよい数字に意識がいきます。
つまり「000」、「500」は、心理的な節目となりやすいのです。
例えば自分がポジションを持っていて、含み益が48.3pipsある場合、キリのとい50pipsで利確しようといったことを考えたことがありませんか?
私は、あります。
これが人間の心理であり、相場参加者の大多数の心理です。
そのため、キリのよい「000」や「500」が、意識ラインとして機能してくるのです。
実際のMT4チャートを見ると、○をつけているところが意識されているのが分かりますね。
そこに水平線を引くと、ちょうど000ライン、500ラインになります。
「実需」が000ライン、500ラインを意識する理由
新聞やニュースなどで、企業の決算前に「主要企業 円高(円安)修正相次ぐ」や「為替レート見直しで業績予想を上方(下方)修正」といった記事を見たことがありませんか?
これは、決算を前に想定していた為替よりも価格が高くなったり、安くなっている場合に為替変動分を反映するということです。
なぜ、為替の変動が企業に影響を与えるのかを、日本の主要産業であるトヨタやホンダなどの自動車製造業界を例としてみましょう。
自動車を作るための素材となる鉄鋼は海外から輸入され、完成品の車は日本国内のみならず海外へ輸出されます。
その際、お金の授受が発生しますが、日本円ですべてやり取りができるわけではなく、現地通貨が必要となります。
しかし、決算は日本円で行うので、どこかで現地通貨を日本円に換金する必要があり、各企業は1ドル=105円などの想定為替レートを定めています。
想定為替レートを1ドル=105.028円と定めている企業はないので、実需で為替を意識する企業などは105.000円という「000」ラインが意識されることが分かりますね。
000ライン、500ラインを、どのようにトレードに利用するのか?
上のMT4チャート画像では、意識されている000ライン、500ラインに水平線を引いています。
○をつけたところが、エントリーや決済(利確、損切り)をポイントになります。
例えば、一番左の○では、それまで続いていた下落トレンドの流れが止められています。
その後、レンジの上限下限として、左から2,3,4個目の○がついていますので、レンジの逆張りエントリー、決済のタイミングとして意識されているのが分かりますね。
レンジブレイクした後は、上昇トレンドの押し目買いのポイントになっています。
このように、000ライン、500ラインでエントリーや決済を行うトレードができます。
000ラインや500ラインでポジションが逆行される可能性があるので、含み益があるなら半ロット分を利確するということも戦略として考えられます。
自分のトレードの中に、000ライン、500ラインを取り込むことで、利益を残せるトレードができますので、参考にしてみてください。