トレード手法や勝率など、意識されている方は多いと思います。
では、トレード環境はいかがでしょう?
モニターを8枚設置しています!と言う話でなく、体調やメンタルを含めて、トレードに集中できる環境を作れているかという話です。
こんな経験はありませんか?
- 経済指標を確認せずにエントリーして、直後に指標でロスカット
- 仕事で疲れて眠い中、トレードして、売り買いの注文を間違えて損切り
- トレード中にネット接続が切れて、再接続できた時には、決済タイミングを逸して含み損
- ロットを計算している間に、エントリータイミングを逃す
- 家族に話しかけられている間に、知らぬ間にエントリー
事前にトレードするための環境を整えていれば、防げた問題です。
では、具体的なトレードするために整えるべき環境について、みていきましょう。
トレード設備
- パソコンやスマートフォン、タブレットなど、使用機器の動作確認
- ネットの接続速度、安定性の確認
- FX、BO取引会社の取引画面の操作確認
- MT4チャートのログイン口座を複数準備
- メインの機器以外でも、FX、BO口座にログインできるよう設定する
パソコンでトレードをしていて動作不良となり、FX、BO会社にアクセスできなくなった場合、スマートフォンやタブレットからアクセスできるやうにしておけば、ポジションを持っていても安心ですよね。
リスクを回避するための準備をすることで、不慮の事態にも慌てずにすみます。
私はパソコンでトレードを行いますが、スマートフォン、タブレットにもFX、BO会社のアプリを入れています。
パソコンとスマートフォン、タブレットは別のネット回線を使っています。
理由は、パソコンのネット回線が繋がらなくても、他の機器(スマートフォン、タブレット)から、ネット回線に接続できるからです。
コストはかかりますが、トレード中のネット環境の不備で損失を出すことを考えれば、必要な経費です。
体調、メンタル、周囲の理解
- 集中力が保てる状態か、体調は整っているか
- 欲や恐怖、焦りがないか、冷静にトレードできるか
- 自分の体調・メンタルを把握
- イベントや仕事の状況に合わせて、トレードをする日時、しない日時を事前に計画する
- トレードに集中したいことを家族に理解してもらい、協力を得る
風邪を引いているなど、分かりやすい体調不良だけでなく、睡眠不足や食事の量が減っていないかも、しっかり把握してください。
睡眠や食事が上手くいってないということは、ストレスを感じる状況だったり、体調不良の初期段階の可能性があります。
そんな状況でトレードしても、睡眠不足で頭がボーっとしたり、栄養不足で集中できなかったりして、負けを呼び込んでしまいます。
メンタルや周囲の理解も同様です。
焦ってトレードしては、ポジポジ病で資金を失うだけです。
家族に内緒でトレードをされている場合、家の中でトレードをするのは難しいと思います。
トレード中に話しかけられても、イライラしない、家の中でトレードしないというのであれば良いでしょうが、家族の理解と協力はやる気の源にもなりますよ。
自分の理想のトレード環境
自分が理想とするトレード環境を知っていますか?
集中してチャートを見たいタイプなのか、1時間に一回チャートを見れる環境であればokなのか、人それぞれ違うと思います。
静寂の中でトレードしたいのか、周りに人がいた方が良いのか。
自分のトレードスタイル、性格に合わせて理想のトレード環境を考え、実行してみてください。
最後に
私の理想のトレード環境はチャートのみに集中できる状況です。
そのため、メンタル、体調も含めて、以下のルールを決めて実行しています。
- 音が聞こえると集中力が途切れるので、トレード中は音楽を流さない
- 携帯電話はマナーモードにして、見えないところに置く
- LINEなどの通知をOFFにする
- トレードに使用するパソコンの周りに物があると気が散るので、パソコンを立ち上げる前に整理整頓する
- パソコンを立ち上げる前に体操する
- 体操中に、ポジションやチャートのことを考えてしまうようなら、集中力が落ちているのでトレードしない
- チャートを見る前に、経済指標の予定を確認する
- トレードする前に、ロットの計算をする
トレードをする前に設備や周囲の環境といったトレードができる環境を整えてください。
イチロー選手など、プロは自分で道具や体、メンタルをケアしています。
それだけではなく、お金を払って、それぞれの専門家に道具や体、メンタルのケアをしてもらっています。
私たち個人投資家は、金融のプロのように外部からの監視による抑止や約定力など有利なトレード環境を作ってもらうことはできません。
自分でできることをやるしかないのです。
できる限り、自分が快適なトレード環境、不慮の事態に対応できる状態を作って、相場で生き残っていきましょう!