レンジでのボリンジャーバンド+2σを利用した逆張りトレードの解説をします。
ボリンジャーバンドの±2σ
価格がボリンジャーバンドの±2σ内にいる割合は、96%なので、逆張りに利用できると言われていますが、これは正規分布していることが前提です。
むしろ、ボリンジャーバンドの開発者であるジョン・ボリンジャー氏は「ボリンジャーバンドは順張りのツールであり、ブレイクしたら買う」という順張りを推奨しています。
安易なボリンジャーバンド±2σでの逆張りはおすすめしません。
今回、ボリンジャーバンドの+2σを利用して逆張りをしたのは、ボリンジャーバンドがスクイーズしてきたからです。
トレードの根拠となった15分のチャートを見てみましょう。
EUR/USD(ユーロ/ドル) 15分足
エントリーした赤色の⇩の1本前のローソク足を見ると、ボリンジャーバンドの+2σがレジスタンスとなり、価格の上昇が抑えられています。
意識ラインとなる緑色の水平線とも合致しているので、上昇は難しいと見えます。
実際のトレード
EUR/USD(ユーロ/ドル) 5分足/1分足
上側が5分足、下側が1分足チャートです。
エントリー(赤色の⇩):15分足のボリンジャーバンド+2σ、1分足のWトップ(水色のライン)合致
損切り:Wトップ上抜け
利確(赤色の✔):5分足の意識ライン(橙色の水平線)
損切り3.5pips、利確10pips
リスクリワード 1:2.9
15分足でローソク足が、ボリンジャーバンドの+2σと意識ライン(緑色の水平線)に、上値を抑えられる。
5分足で転換のローソク足が出現。
1分足でWトップ(水色のライン)を形成し、ネック(水色の水平線)割れ。
1分足のMAで反発上昇したが、転換のローソク足となったので、売りエントリー(赤色の⇩)。
利確ポイント(橙色の水平線)まで下げる。
最後に
ボリンジャーバンドの±2σに価格が来たからと、逆張りしていては損切りになるだけです。
今回のように、転換のローソク足や意識ラインの合致があれば、逆張りする有効な根拠となります。
価格がボリンジャーバンドの±2σまで動いた場合、ブレイクしてトレンドとなるのか、反発してレジスタンスとなるのかを見極めることが重要です。
±2σ付近での価格の動きに注目して見てください。
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