方向性のない相場を抜けた後に、ローソク足と意識ラインを組合わせたエントリーをしたので、根拠や相場の見方などを解説します。
「方向性のない相場」は、以下の記事を参照ください。
-
トレード向きの綺麗な波形を知ろう!
相場は実需だけでなく、投機の資金も流入します。 経済情勢に基づいたファンダメンタルズで動くだけでなく、テクニカルに基づいた投機的な動きも複合されます。 そういった様々な相場参加者の資金が売り買いを行い ...
続きを見る
「ローソク足と意識ラインの組合わせ」は、以下の記事を参照ください。
-
相場の基本 ~ローソク足の実体とヒゲ~
ローソク足は、ヒゲや実体の形によって、様々な名称で呼ばれています。 中には、「現在の値動きや今後の動きについて示唆する」と言われているローソク足もあり、相場参加者から注目されています。 今回は、チャー ...
続きを見る
方向性のない相場
方向性のない相場とは、どこを指すのか、実際のチャートで見てみましょう。
EUR/USD(ユーロ/ドル) 15分足
水色の四角部が、方向性のない相場になります。
意識ラインで反応せず、ボラティリティもなく、ローソク足の実体も小さい典型的な相場です。
このような相場では、トレードしても負けるか、保有時間が長い割に利益が少ないストレスを溜めるトレードになります。
そのため、トレード対象通貨から除外しました。
その後、なぜトレードしようと考えたのかを、次で解説していきます。
EUR/USD(ユーロ/ドル)をトレード対象通貨にした理由
以下のチャートを見てください。
トレード対象通貨として、ユーロ/ドルを復活させた理由が、緑色の○部や灰色の矢印で示した大陰線で、見えてくるのではないでしょうか?
解説を見る前に、少し考えて見てください。
EUR/USD(ユーロ/ドル) 15分足
では、解説します。
1時間足の意識ライン(赤色の水平線)で、価格が反発(緑色の○部)していることが分かります。
その後、灰色の矢印で示した大陰線で、1時間足の意識ライン(1.13630)を下抜け。
下落トレンドになる可能性がでてくる。
15分足の意識ライン(水色の水平線)で、価格が戻り始める。
ここまでの流れを見て、売り勢力が強い兆しがあれば、戻り売りしようと考えました。
そのため、ユーロ/ドルをトレード対象通貨にしたのです。
エントリー/決済 根拠
EUR/USD(ユーロ/ドル) 5分足、1分足
エントリーは、赤色の矢印で示したローソク足の終値。
利確は、赤色の✔がついているローソク足です。
エントリー根拠。
- 1分足でヘッドアンドショルダーを形成(水色のトレンドライン)
- 1分足 +2σ、5分足 +1σ、1時間足の意識ライン(1.13630)が合致しているところで、トンカチ陰線が発生(青色の◯部)
損切りは、5分足の+2σを上に抜けたところ。
利確は、1時間足の意識ライン。
リスクリワード 1:4
利確に関しては、15分足の意識ラインである水色の水平線(1.13550)でも良いでしょう。
この辺は、個人の好みや考え方によりますね。
最後に
方向性のない相場やエントリー根拠などは、別記事を読んでいると分かりやすかったのではないでしょうか?
相場はランダムウォークと言われますが、時に売りと買いの一方に動きやすい場面もあります。
そういった場面で、トレードをすることで、勝ちやすくなります。
優位性のあるトレードをしていきましょう。