BOで利益を出せる勝率はペイアウト率によって決まることを知っていますか?
過去検証では、どのくらいの勝率が必要か分かりますか?
私が、BO(バイナリーオプション)の取引結果に記載しているのは、勝敗の成績と勝率、チャート画像のみです。
FXの取引結果では、獲得pipsなどを載せているブログもありますが、BOには関係ありません。
BOは勝率が全てだからです。
今回の記事では、利益を出すために必要な最低勝率や過去検証での勝率について、見ていきましょう。
ペイアウト率で決まる必要勝率
ペイアウト率は、会社や提供商品(取引時間や通貨、スプレッドの有無など)によって違いますが、70%~100%となっています。
詳細は、各BO会社のホームページで確認できます。
口座開設される際は、参考にしてくださいね。
BOは、ペイアウト率が決まっているので、勝っても利益≦損失となる投資商品です。
利益=損失となるペイアウト率100%でも、勝率50%では利益となりません。
では、勝率が何%あれば、利益が出るのか。
利益が出る勝率は、ペイアウト率によって変わります。
以下は、ペイアウト率をもとに計算した利益が出る必要最低勝率の一覧です。
ペイアウト率100%の場合、必要最低勝率は50.1%ということが分かります。
必要最低勝率ですので、実際の勝率はそれ以上を目指すべきです。
表からはペイアウト率が高くなるほど、必要最低勝率が低くなることも分かります。
BO会社を選ぶ際やBO取引商品を選ぶ際は、できるだけペイアウト率が高い方が良いといえます。
しかし、ペイアウト率100%のように、ペイアウト率が高い商品では、30秒取引、スプレッドありなど、私たち個人投資家のリスクが高くなってしまいます。
ペイアウト率だけでなく、過去検証した勝率やBO取引画面の操作性、自分の取引スタイルに合った商品を選ぶことも大事です。
勝率の計算方法
表にないペイアウト率の必要最低勝率を知りたい場合、以下の計算式を使ってください。
x:ペイアウト率
y:必要最低勝率
y=10000/(100+x)
Excelに、
=10000/(100+x)
をコピペし、「x」に求めたいペイアウト率を入れれば、必要な最低勝率が求められます。
過去検証の勝率
BOの過去検証をしている時に、勝率は何%を目標としていますか?
もちろん、勝率は高ければ高いほど良いでしょう。
しかし、100%勝てるということはありえません。
過去検証の第一段階では、たいてい勝率40~65%くらいではないでしょうか?
その段階で検証結果をもとに
- 検証した取引方法をやめて、新しい取引方法を検証する
- 検証した取引方法を、実際の取引に用いる
- 勝ちパターン、負けパターンを把握し、負けパターンを排除した再検証をして、勝率が改善されるか確認する
- 勝率が高い通貨、勝率が高い時間帯のみを選別し、勝率が上がるか再検証する
といった選択をすると思います。
過去検証の結果、勝率が必要最低勝率以下であれば、実取引に用いることは到底できません。
取引方法を実取引に用いるにあたり、過去検証結果の勝率が占める割合は大きいですよね。
どのくらいの勝率があれば、実際に取引できるのか迷われる方も多いと思います。
過去検証の勝率は、必要最低勝率+10%以上であることが望ましいでしょう。
理由は、三点あります。
- 過去チャートやFT2、FT3などのチャートとリアルタイムで動いているチャートでは、見え方が違うため
- 自分が使用するMT4チャートのレートとBO会社のレートが違うため
- 過去検証では、勝っているところを見つけやすく、勝率が高くなりやすいため
各理由の詳細を説明します。
理由1
経時変化するインジケーターをエントリー条件としている場合(RSIがゴールデンクロスしたら、エントリーなど)、過去チャートでは動かないインジケーターを見て、エントリーの判断をします。
リアルタイムのチャートでは、動いているインジケーターを見てエントリー判断をし、確定と同時にエントリーすることになります
そのため、確定1秒前まではゴールデンクロスしていたので、足の切り替わりとともにエントリーしたら、最後の1秒で大きく値が動き、ゴールデンクロスしていなかったということもありえます。
エントリー条件を満たさない取引となってしまい、負ける可能性が高くなりますよね。
そのため、実取引の勝率は検証の勝率より悪くなります。
理由2
自分のパソコンやスマートフォン、タブレットで使用しているMT4チャートのサーバーとBO会社のサーバーが違えば、多少の価格や値動きの違いが生じます。
MT4チャートでは0.1pipsの差で勝っていても、BO会社のチャートでは0.1pipsの差で負けることもあります。
そのため、実際の勝率と検証の勝率に差異が出やすくなります。
下の画像は、上側に私が使用しているFXCMのMT4チャートを、下側にハイローオーストラリアの取引画面を表示しています。
同じNZDJPYの画面を、同じタイミングで切り取りましたが、レート(ピンク部)が
FXCMのMT4チャート:75.936
ハイローオーストラリア:75.939
と、0.3pips異なっています。
レートを読み込んでいるサーバーが違うために、差が生じているのです。
理由3
BOを始める理由は、お金が欲しいという欲からでしょう。
過去検証でも勝ちたいという欲が入り込み、勝っている場面だけを取り出し、負けている場面は検証から除外しやすくなります。
過去検証での勝率は上がりますが、実際に取引する場合は負ける場面を把握していないため、負け取引してしまうことがあります。
そうなると、実取引の勝率は検証の勝率より悪くなります。
最後に
勝率は、日単位の勝率ではなく、月単位の勝率で考えるべきです。
相場は日々変化しており、昨日は勝率70%だったとしても、今日は勝率40%になることもあります。
日単位で勝率を維持するのは、かなり難しいのです。
過去検証をしてみると、連勝する日もあれば、連敗する日もあるはずです。
日単位の負けを許容し、月単位で利益を出すことを目標に過去検証や実際の取引をすることで、資金を増やすことができるようになります。
欲をコントロールすることで、相場で生き残っていきましょう!