BO(バイナリーオプション)では、勝率が利益に直結します。
今回は、勝率を上げるために、するべきことを解説していきます。
過去検証、バックテスト
BO(バイナリーオプション)取引をしている方は、インジケーターを利用している方が多いでしょう。
インジケーターの特性によって、勝ちやすい時間帯や相場、逆に負けやすい時間帯や相場があります。
また通貨によっても、勝ちやすい時間帯などは変わります。
トレード方法を決めたのであれば、過去検証やバックテストを行い、勝ちパターンや負けパターン、時間帯、相場を把握すべきです。
なぜなら、BOはペイアウト率が固定されており、利益率を上げるためには、勝率を上げるしか方法がないからです。
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時間帯による動きやすい通貨、動きにくい通貨の把握
東京市場が開いている午前や欧州市場がオープンする夕方、ニューヨーク市場の深夜など、時間帯によって、動きやすい通貨、動きにくい通貨があります。
動きやすい通貨と時間帯
東京時間:クロス円(JPY)やオーストラリアドル(AUD)、ニュージーランドドル(NZD)
ロンドン時間:ユーロ(EUR)やポンド(GBP)
ニューヨーク時間:ドルストレート(USD)
取引方法に合った動きをする通貨と合わない動きをする通貨では、勝率に大きく影響が出ます。
自身の取引方法に合った通貨と時間帯を把握することで、勝率を上げましょう。
市場のオープン前後を避ける
市場のオープン前後は、値動きが大きくなることがあるため、それまでの値動きの法則性を無効になりやすいと言えます。
そのため、市場のオープン前後30分以上は取引せず、様子見しておくべきです。
市場のオープン時間(夏時間)
東京市場:9時
ロンドン市場:16時(冬時間は17時)
ニューヨーク市場:21時(冬時間は22時)
経済指標の発表前後を避ける
インジケーターを利用した取引はテクニカルを利用していると言えます。
テクニカルが有効な相場では、効力を発揮しますが、ファンダメンタルズの影響が強い相場では、効力を発揮しません。
経済指標の前後は、ファンダメンタルズの影響が強くなるため、取引を避けるのが有効でしょう。
相場に与える影響が大きいとされる経済指標(政策金利や失業率、国内総生産など)は、発表前後の30分以上。
相場に与える影響が小さいとされる経済指標でも、前後15分以上は取引を避けるべきです。
あまり重要な経済指標でなくとも、大きく相場が動いた例として、2019年4月24日 10:30 (豪) 四半期消費者物価があります。
影響度は低いとされていましたが、発表直後にAUD/USD(オーストラリアドル/ドル)で50pips近く急落しました。
AUD/USD 1分足
時間足の切り替わりを避ける
市場のオープンだけでなく、8時0分や10時0分など、1時間足の切り替わり前後は取引を避けるべきです。
スイングトレーダーは、1時間足や4時間足を見てトレードをするため、1時間足の確定後にエントリーや決済を行います。
資金量の多いスイングトレーダーが、エントリーや決済を行うと、相場に大きな資金が流入したり、引き上げられます。
これまでとは異なる動きとなったり、一瞬でボラティリティが大きくなり、負けやすくなります。
休場相場でトレードしない
主要な市場(東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場など)が休場していると、相場に資金が流入せず、ボラティリティがない枯れ相場となることがあります。
BOは一定の時間内で、購入価格より、相場が下に動くか、上に動くかを想定します。
相場に資金の流入がない場合、価格が動かなくなり、判定時間が短いほど、負けやすくなります。
また、休場を狙った機関投資家による資金の流入で、テクニカルやファンダメンタルズを無視した急落や急騰が起こることもあります。
直近でもイースター休暇により、欧州やアメリカ、カナダ、オーストラリアなど、キリスト圏の市場は休場となり、世界最大規模の取引高を誇るEUR/USD(ユーロ/ドル)は、期間中22.5pipsしか動きませんでした。
EUR/USD 1時間足
EUR/USD 1分足
チャートを見ると、建値で終わっているローソク足や上下に長いヒゲとなっていたり、値飛びが多発しています。
このような相場で勝つことは、至難の業と言えます。
最後に
利益を得るために、大事な資金を失うリスクに晒すのですから、しっかりと過去検証やバックテストを行い、勝ちパターン、負けパターンを把握しましょう。
取引方法によっては、通貨や時間帯による勝率が変動する可能性もあります。
また、イレギュラーな相場を避けることで、勝率をあげることができます。
自身の取引方法の特性を把握し、積極的に取引すべきそうば、取引を避ける相場を見つけてください。